はじめに
短剣とムチにはパッシブスキルとして状態異常系の成功率アップの効果があります。これは錬金効果、攻撃時〇%でルカニなどの効果にも有効なのです。
計算式
状態異常系の成功率の計算式
(実質発動率) = (最終成功率) x (発動率)
(最終成功率) = (基本成功率) x (敵の耐性) x (敵の状態異常変化) x (会心補正)
ただし、最終成功率が100%以上のとき全て切り捨てられて100%になる。計算上最終成功率が300%とかになることもありますが、すべて100%になるようです。
(基本成功率) = [ { (基礎) + (ステータス補正) } x (武器のスキル補正) + (宝珠) + (装備補正) ]
攻撃時〇%でルカニなどの効果は基礎が100%、発動率が〇%として計算します。
当てはめてみよう
攻撃時4%でルカニという効果があるとします。
ここでスターダムセット(異常+10%)を装備したスーパースターがムチ(異常+100%)の状態で通常攻撃をしたときの実質発動率を求めてみます。
条件1⇒耐性は▼0.25、DBなし、会心なし
(基本成功率) = 100%(基礎) x 2(武器のスキル補正) + 10%(装備補正) = 210%
(最終成功率) = 210%(基本) x 0.25(耐性) = 52.5%
(実質発動率) = 52.5% x 4%(発動率) = 2.1%
条件2⇒耐性は▼0.25、DBあり、会心なし
(基本成功率) = 100%(基礎) x 2(武器のスキル補正) + 10%(装備補正) = 210%
(最終成功率) = 210%(基本) x 0.25(耐性) x 2(DB) = 105%
ここで最終成功率が100%以上なので切り捨てられて100%になります。
(実質発動率) = 100% x 4%(発動率) = 4.0%
最終成功率は100%より高くなることはないので、どんなに条件を良くしても〇%の〇を超えた発動率になることはありません。
実践値
高速邪神で活用してみよう
ムチまもの使いがアステルウィップ(異常+10%)のルカニ4%埋めとルカニ4%埋めの腕を装備してルカニ効果4%を7個付けた通常攻撃(2回判定)をしたときを考えます。
重要なのは、ムチの通常攻撃は2回攻撃という点です。どちらも同じ確率でルカニの判定をおこないます。
邪神のボスは耐性▼0.25がほとんどなので、この数値で計算します。実質発動率は2.1%なので、2.1%の14回判定をおこないます。このときの発動率を計算すると…
1- (0.979)^14 ≒ 25.7%となり、約4行動に1回はルカニを入れることが出来る確率です。
スパークショットを担当しないまもの使いがルカニを担当することでかなり高確率でラッシュ前までにルカニ効果を付与することが可能です。
この期待値ならば十分ルーチンに組み込む価値があると考えられます。
参考文献
通常攻撃(単体+範囲) サンプル400HIT 魔導なし
064:1段階 / 006:2段階 / 000:3段階
400HITで76回下がる →1HITあたり0.19回下がる ※予想は0.186375回
400HITで1回以上下がったのが70回 →1回以上下がる確率17.5% ※予想は17.19%
アステルとスキル補正で発生強度が210になり、耐性で1/4なので0.525倍になる
いつも面白い記事をありがとう
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