行動間隔について学ぶ(2)~図解で分かりやすく解説します~
はじめに
図解で学ぶターンの仕組みについてをご紹介します。画像になっていますので、スマートフォンで閲覧の際は拡大して下さい。
ターンの仕組み
次はターン消費しないが発動したときの仕組みについてです。
『ターン消費しないが発動しても効果があるのは次の次のターンまで』ということになります。その後は通常状態と変わらない行動間隔に戻ってしまいます。
所要時間
– | 所要時間 | ゲージ |
---|---|---|
コマンド表示 | 0.53秒 | たまる |
コマンド入力 | 通常:0.10~0.40秒 | たまる |
特技:0.30~0.80秒 | ||
補助移動 | 密着正面:0.17秒 | たまる |
密着側面:0.20秒 | ||
密着背面:0.40秒 | ||
移動:距離で変化 | ||
準備、詠唱 | 通常:0.00秒 | とまる |
タイガー:1.00秒 | ||
各特技で変化 | ||
硬直 | 片手剣1回:1.67秒 | たまる |
隼右右:2.34秒 | ||
隼4回:3.20秒 | ||
ツメ通常:1.57秒 | ||
タイガー:1.67秒 |
一連の流れはゲージが100%になるとコマンド表示時間0.53秒経過後にコマンド入力が可能になります。決定から補助移動を済ませ準備・詠唱完了まではキャンセルが可能で、硬直時間が終了するまでが1行動です。
行動間隔からゲージのたまる行動の合計分を差し引いた秒数後にゲージが100%になり、再び一連の流れが開始するわけです。
この仕様上どんなに行動間隔を短くしたとしても、入力受付から次の入力受付が可能になるまでに『入力+移動+準備+硬直+コマンド表示時間』は必要です。
ゲージがとまる準備時間は切り離して考えられるため、ここで『入力+移動+硬直+コマンド表示時間』を必須時間と定義します。
ターン消費しないの恩恵
基本的にターン消費しないの恩恵はターンゲージ1本ぶん=行動間隔100%ぶんです。ただし、必須時間が行動間隔の50%より多いときは特別な式を適応しなければいけません。
図解より、ターン消費しないで得をする間隔は、1ゲージ分の行動間隔から必須時間を差し引いたぶんの2倍です。
具体的に上記画像の状況では、間隔100%から必須時間60%ぶんを差し引いた40%ぶんの2倍、つまり80%ぶんを得していることになります。
上記所要時間を考慮して、必須時間が行動間隔の50%より多いとき、死神のピアスの恩恵は以下のように定義することが出来ます。
ここでコマンド表示時間は16フレーム(0.53秒)程度と決まっています。
入力時間はご自身の反応速度に左右されますが、一般的にA連打ならば12フレーム(0.4秒)程度、特技選択ならば20フレーム(0.67秒)程度になります。
この点を考慮にいれたとき、上記式の必須時間は正面通常連打で硬直+1.10秒、特技使用で硬直+1.37秒と置き換えること可能ですので目安としてみてください。
必須時間別の得をするターン推移
1行動で70%たまる技⇒2T目で30%得、3T目で30%得
1行動で60%たまる技⇒2T目で40%得、3T目で40%得
1行動で50%たまる技⇒2T目で50%得、3T目で50%得
1行動で40%たまる技⇒2T目で60%得、3T目で40%得
1行動で30%たまる技⇒2T目で70%得、3T目で30%得
このように必須時間が50%以下では合計100%の得に固定されます。そして必須時間が多くなればなるほど、ターン消費しないの恩恵が減っていくようになっています。そして行動間隔より必須時間のほうが長くなるとターン消費しないの恩恵はゼロになるわけです。
補足と一言
DPS計算にターン消費しないの効果を考慮するときは、行動間隔と必須時間の長さに注意してください。
例えば行動間隔4.00秒、硬直1.00秒の特技のとき、必須時間は2.37秒と50%を超えているので、ターン消費しないの恩恵は4.00-2.37=1.63の2倍の3.26秒と求めることが出来ます。求めた数値に発動率を掛けたものが実際に得をする平均秒数というわけです。
硬直の少ないツメの通常攻撃でさえ47フレーム(1.57秒)ですので、現在のすばやさにピオリムを2回受けるとほとんどの状況で50%を超えてしまうかもしれません。
次回はバトルマスターのはやぶさの剣改二刀流の硬直についての記事を予定しています。今迄の定説を覆す内容となっていますのでどうぞご期待ください。
関連記事
行動間隔について学ぶ(4)~ターンを限界まで貯めたときの特徴~
コメントを書く