追加効果を付与する行動調査~もうどくブルース~

はじめに

攻撃時に状態異常などの追加効果を与える行動についての疑問を解決するために、踊り子の特技『もうどくブルース』を利用していくつかの検証をしてみました。

仕様

“公式本記載には3回に1回程度の確率で猛毒を付与すると書かれているらしいです。”

この記載では『性能①:発動率約1/3で発生強度100の猛毒を付与する』のか、『性能②:発動率100%で発生強度約1/3の猛毒を付与する』のか全く分かりません。

…まずどちらなのか調べてみることにしました。

この2つの違いについて

性能①は武器や腕の錬金効果『攻撃時〇%で状態異常』に適応されるタイプです。どんなに条件を良くしても表記〇%以上の付与率にならない特徴があります。

性能②はヴァイパーファングやしばり打ちなど状態異常を付与する特技で適応されるタイプです。発動率は100%なので、デュアルブレイカーや武器スキルなどで条件を良くしていくと付与率を100%まで引き上げることが可能です。

検証

まず、本当に猛毒に3回に1回程度でかかるのかをチェック

もうどくブルース、会心まいしんラップを使用し、スライムベホマズン(毒〇)に対して短剣二刀流(スキル150以上)で通常攻撃をおこない、通常、会心の毒の発生率を調べてみる。

攻撃手段 攻撃回数 毒発生 確率
通常右 667 210 31.48%
会心右 333 107 32.13%
通常左 655 212 32.37%
会心左 345 91 26.38%
合計 2000 620 31.00%

表より、3回に1回程度で猛毒になることが確認出来ました。

武器スキルやデュアルブレイカーで確率が上がるのかをチェック

スライムベホマズンは毒耐性50%です。基本性能の確率になったのは短剣150スキル状態異常成功率アップにより毒耐性がない状態と同じになったためと考えられます。

次に同条件で毒耐性のまったくないウコバックで検証してみた結果が以下の表になります。

攻撃手段 攻撃回数 毒発生 確率
通常右 221 123 55.66%
会心右 138 89 64.49%
通常左 239 145 60.67%
会心左 102 67 65.69%
合計 700 424 60.57%

表より、耐性なしの敵に対して短剣スキル150有りで攻撃をすると確率が約2倍の6割程度に跳ね上がることが確認出来ました。

もうどくブルースは性能②:発動率100%で発生強度約1/3であることが分かりました。
会心の一撃で確率が上がるのかをチェック
表より、会心の一撃で成功率が大きく上がるような補正は存在しないようです。

ヴァイパーファングなど基本性能で状態異常を付与する特技は会心の一撃で補正が掛かります。もしかしたら特技を使えばこの補正も受けられると考え、もうどくブルース状態の会心の特技で検証してみたところ確率は上昇しませんでした。

最後に、発生強度約1/3が30%なのか33.33…%なのかをチェック

発生強度を特定するため遊び人180スキルで状態異常を1.5倍、さらにDB2.0倍で3倍にした状況で『どうのつるぎ』を装備して200回検証をおこなってみました。

攻撃手段 攻撃回数 毒発生 確率
通常右 167 155 92.81%
会心右 33 31 93.94%

33.33..%を3倍したらほぼ100%になるはずです。

基本発生強度は30%だと分かりました。

また、遊び人の160~180スキルがしっかり乗っていることも確認出来ました。

補足と一言

本当は『攻撃時〇%で状態異常系に会心の一撃が発生すると確率が上昇するのか』を調査したかったのです。しかし、もうどくブルースは発動率100%の特技に似たタイプで、いわゆるヴァイパーファングの劣化版を攻撃時に付与する性能でした。

しかし、もうどくブルースに会心補正がないことから『攻撃時〇%で状態異常系のような追加効果発動タイプ』は、会心の一撃で成功率が上昇しないと予測できます。

…よって、いまのところ会心補正は特技のみで、『武器の基本性能や錬金効果による状態異常の追加効果に会心補正はない』と考えていいのではと結論付けたわけです。

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